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夏の季語「泳ぐ」

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夏の季語「泳ぐ」

「泳ぐ」というのは動詞ですがこれも季語です。もちろん「泳ぎ」という名詞でも季語になります。クロールやバタフライ、平泳ぎや背泳(背泳ぎ)という泳法も季語になります。

この「泳ぐ」という季語はきれいなものに合わせても、滑稽なものに合わせてもどちらでもいけそうです。非常に使いやすいんじゃないでしょうか。

夏になると泳ぐ場面というのはそこら中で見ますしね。

泳ぎより歩行に移るその境 山口誓子

海などで浜辺に向かって泳いでいると、途中で歩行に移る地点というのがあります。その瞬間と捉えた俳句で、冷徹な視点が特徴的です。これに昔ながらの日本の風情があるかどうか(一般の方が想像する俳句の魅力のこと)はわかりませんが、かなり新しい境地でした。
わたしはこの句は大好きです。

愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子

これも泳ぐの名句としてよく挙げられます。この句を巡る藤田湘子の内輪のエピソードはいろいろ聞くのですが、そんなこと知らなくても良い句ですよね。
誰かに愛されない状況で、沖遠く泳いでいる。泳ぐという行為は孤独な行為ですし、沖という言葉から設定は海であることがわかります。
「遠く」という言葉が効いてますよね。

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