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夏の季語「昼寝」

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夏の季語「昼寝」

夏の季語に「昼寝」があります。夏は暑いですよね。
昔はクーラーなどなくもっと暑かったでしょうから昼寝をして暑い時間をやり過ごしたのでしょう。

最近でも、プールや海に行って泳いだ後は昼寝をするというのが慣例ではないでしょうか?わたしなどはよく母親にそう言われた記憶があります。

薄いタオルケットと扇風機。それから母の団扇などが思い出されます。

このように身近な言葉である「昼寝」は夏の季語になっています。非常に使いやすいんじゃないでしょうか?

また、「昼寝覚」というものもあります。「ひるねざめ」と読むのですが、昼寝から覚めたことを指します。昼寝から覚めると一回リセットされたような感覚になるものですが、これはそういう時に使います。

季語「昼寝」を使った句

定年がそこに来てをり昼寝覚 福田蓼汀

解説:
昼寝の間は何もかも忘れていられたのでしょうか?さきほども書いたように昼寝から覚めてハッと気づいたのでしょう。自分が定年間近だということに。

すぐにうとうとしてしまうような年令になったんだなという感慨も含まれていそうです。

 

昼寝より覚めしところが現住所 八田木枯
昼寝してゆくべきところまで行きぬ 八田木枯

どちらも八田木枯というわたしの大好きな俳人の作品です。2012年87歳で亡くなったのですが、晩年まで素晴らしい句を発表しています。

上の句はすごい境地ですよね。「住所なんて昼寝から覚めたところくらいでいいんだよ」と言っているようにも読めますし、住所が長いこと動いていないことを書いているようにも読めます。「現住所」というお役所的な言葉と「昼寝」というゆるい季語を用いることで緊張と緩和が生まれています。

下の句も面白いですね。どこまで行ったのでしょうか?恐らくとても遠い場所に到達したのでしょう。

いわゆるちょっとした自虐ネタなのですが、こういうことが出来るのも俳句の素晴らしいところです。

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